ヒットマン

この映画は海外のゲームが原作の映画なのです。
内容は「エージェント47という禿頭の主人公を操り、次々と暗殺していく」という物。
で、俺はそのゲームが大大大大大好きなのです。
何がそんなに面白いのかと言うと暗殺の方法の多様さ。その一点です。
清掃員や警官などを捕まえて服を剥ぎ、変装してターゲットに近づき
何の証拠も残さずに殺す事も可能だし(これがこのゲームのメインとなる)
暗殺などせずにスーツのままターゲットの元に乗り込んで
殺人鬼のように乱射する事も可能。
で、今回見た映画版ヒットマンですが…後者でした。
一応ゲームと同じように変装したりワイヤーで暗殺したり
ゴミ箱の中などに死体を隠したりもするのですが
基本的に両手に拳銃でジョン・ウーの映画のように撃ちまくる!撃ちまくる!
隠れる気なんてこれっぽっちもない!
たしかにゲームでもそういうプレイは出来るけどさ
俺らが望んでいるのは暗殺なんじゃないの?
ゲームで2丁拳銃を選ぶと「楽しさ倍増」というイカすメッセージが出るけど
映画でそういう楽しさは望んでいなかった!
しかしオープニングのアヴェマリアやロシアのサンクトペテルスブルグ駅、
劇中曲などにゲームを意識した物がふんだんに使われている。
ホテルでガキがやってるゲームはヒットマン:ブラッドマネーだし!
それになんと言っても47と通信をしているダイアナ!
あれってゲームと同じ声じゃない?多分そうだと思う!
なんかそれが妙に嬉しかった。
派手な銃撃戦映画を望むなら『シューテム・アップ』とか『スモーキン・エース』でいいのに!