プレステージ

ヒュー・ジャックマンVSクリスチャン・ベールX-MENBATMAN
この映画は誰にも観て欲しく無い。
俺が独り占めしたい。
ヒュージャックマン演じるアンジャーとクルスチャンベール演じるボーデン。
二人の天才手品師は狂ったほど手品に取り付かれている。
俺は幼少の頃手品師になりたかった。
手品を習い、劇中にも出てきている手品のチャイナリングやコインやカードマジックを
一日中練習していて親に怒られていたりした。
友人などに見せる機会があり見せては見たものの、みんなタネだけを求める。
そのうちタネを隠す俺が悪者になっていた。
いかにも子供的な発想だけれど子供なのだからしょうがない。
当然俺も子供だったので我慢が出来なかった。
うんざりだ。
劇中でも触れられていたけれど手品のタネなんて見てしまえばたいしたこと無い物が多い。
知りたい気持ちはわかるのだけれど「凄い!」だけでいいじゃないか。
俺を賛美しろとは一切思わない。ただ手品に賞賛を与えて欲しかった。
それとも君もこの手品をやりたいのか?
そんな感じで俺は手品をしなくなってしまった。
俺は劇中の二人のように手品の為に日常を捨てる事ができなかったから。
なのでこの映画を観ていたらとても羨ましく思えてしまった。
手品の為に日々を犠牲に出来ている!俺には為し得なかった事だ!
そして素晴らしい映像&ストーリー!(そろそろ映画の感想に行きますぜ)
ストーリーが読めてしまうかもしれないけれど水戸黄門が駄作かというとそうじゃ無いのと同じで
激しいサスペンスを感じられるのだからオチの予想など問題じゃあない!
テスラの発明がちょっとオカルトチックだけれどまぁ許容範囲だろう!
それにしてもテスラとエジソンの話なんかは荒木飛呂彦の漫画か何かで
知っておいた方が映画をより楽しめると思う。