ディパーテッド

ディパーテッド [UMD]

ディパーテッド [UMD]

マフィアに潜入した警察官。
警察に進入したマフィア。
こんなに面白そうな設定ならそりゃあ観るでしょ!
インファナル・アフェア』は観てなかったけどさ!
顔をなかなか映さないで声だけの冒頭。
「誰なんだ?」と思わせる感じだけど声がどう聞いてもジャック・ニコルソン
俺はこのディパーテッドを観るにあたっての前知識をリメイクという程度しか持っていなかったので、ジャック・ニコルソンの登場には嬉しさと不安があった。
それはまるで主人公二人の表と裏のように。
ジャックニコルソンは演技が凄すぎるので、主演を食ってしまうんじゃあないのかなぁという不安。でもそれ以上にどう盛り上げてくれるのかという楽しみ。
結果は後者だった!素晴らしい!ブラボーだ!
もちろん、マット・デイモンの「クオーターバックやってたエリートです」みたいな雰囲気も良かったし、ディカプリオのイラついている演技も最高だった!
そして映像とシナリオ、これが抜群良いんだ!
チョコチョコと近過去(電王的表現)をはさんでいく演出も
見ている人の思考を迷わせるようにな作りにはなっていない。
序盤の警察学校→投獄あたりを短くしているのも良い!
ラストで主人公二人が出会う屋上のシーンも
ジョン・ウー的な銃の向け合いにならなかったし!
(もちろんジョン・ウーが駄目なわけじゃないよ)
この素晴らしい映画を劇場で見られて本当に良かった!
それにしてもこの映画の登場人物って、なんでみんなスパイとは言わずに
ネズミって言うのだろう。俺がこの映画の登場人物なら口汚くこう言っただろう。
「ネズミネズミって、ここはディズニーランドかよ!」