ナイト・ウォッチ

ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR [DVD]

ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR [DVD]

光と闇の対立、吸血鬼、獣人とファンタジー要素を
現代に持ってくるという『アンダーワールド』や『コンスタンティン』等で
よく使われる設定をなかなか面白く使った映画。
普通だと「光=天使」「闇=化け物」なのだけれど、この映画はどっちも化け物(異種)。
派閥が違うだけみたいな感じ。
そして闇の派閥を見張る「ナイトウォッチ」という仕事を受け持っているのが
この映画の主人公アントン。
しかしこのアントン、特殊能力は予知能力。
なので戦闘能力は人並み。だから超ボコボコにされる。
例えるならワイルド7の飛葉ちゃん並。凄く血だらけで痛そう!
で、ストーリーは大まかに分けて2パートがある。
1:子供が闇側にさらわれないように守る
2:大災害を呼んでしまう不幸なメガネ女を調べる
予言で「不幸な女が現れるときに偉大な異種が現れる」とあるのはわかるが
正直このメガネ女の話、根幹には全然関わらない。
俺も「まじかよ!」と思ってしまいました。
また役者も微妙。
主人公は特に格好良くも渋くも無いし
良い感じで現れるフクロウの女も微妙。
ラスボスっぽい闇側のおっさんもTVゲームとかしちゃってて超威厳無いし。
それよりも俺が一番気になったのは言葉。
日本語字幕と英語字幕が同時に出て、喋る言葉も英語とロシア語がランダム。
しかも字幕は白い背景に白い字で出てきやがる。
字幕が読めないから英語を聴こう!と言う事すらも拒否しやがるなんて。
この映画に『関わったもの全てが不幸になる女』というのが出てくるが
まさか映画を観ている俺まで不幸にするなんて予想していなかったぜ!