ライラの冒険 黄金の羅針盤



どこを見ても宣伝があるといっても過言ではない『ライラの冒険 黄金の羅針盤』!
公開初日に観に行ってきました!
以下ネタバレ全開の感想です!未見の人は注意!
すぐにネタバレの文章なので本当に注意!


俺は映画情報を得る為に海外のサイトなども見るのですが
映画公開前にライラの冒険のラストシーンをうっかり知ってしまっていたのです。
なので「俺たちの冒険はこれからだ!」という打ち切り漫画のようなエンディングでも
全然ヘコむことは無かったのですが、冒頭に現れる(おそらくは日本のみであろう)
「この映画は3部作です。3部作です。3部作です」みたいな文章を見て
やっぱり配給側も終わり方についての言い訳をしておかないといけないと思ったのかと
なんだか安心したようなガックリしたような感じでした。
で、肝心の本編ですが、いきなり異世界の話。
ハリーポッター異世界っぽいですが、車のデザインはたとえ空を飛ぶものでも現実世界の車と同じデザイン。しかしこの映画では車のデザインや飛行船などはもう完全に異世界デザイン。
スチームパンクのような形で謎の光球エネルギー(小説では明かされているのかも)で動く。
なのに建物は古いイギリスっぽい感じ。
なんとなく混乱したようなところにこの世界独自の色々な単語が次々と出てくる。
しかも話は急展開につぐ急展開!
ライラがGOBの謎を解く所も「ゴブラーってなんだったっけ?ああ、そんなのあったな!」という感じで俺的にはいまひとつカタルシスを得られない。
では戦闘シーンでカタルシスを得ようと思ってもそれもいまひとつ。
クマVSクマの一騎打ちシーンでも熊だけあって派手な戦いはしない。
噛み付くか引っ掻くの2択というファンタジーの欠片も無いリアルすぎる戦い方だ。
ゲーム脳の俺としては「おお!サーモンハンティング!(鉄拳のクマの必殺技)」と
なんだかよくわからない喜びになってしまっていましたが何だか地味な戦いだ。
そしてラストの合戦シーン。
緊迫したシーンでクマがいきなりワープで戦場に???
あのシーンは狼のダイモンを持つタタール族がずらっと並んだ後ろから
クマ同士の一騎打ちに勝ち、王となったイオレク率いるアーマードベアの軍勢が
後ろからバーンと出てきたほうが格好良くない?
そうしないと王になるシーンの存在価値がちょっと弱いと思うのだが。
言葉だといまひとつ伝わりにくいのでGIFアニメにして見ました。余計わかりにくい?→コレ
とまぁ否定的な事も言ったけれど役者は本当に良かった!
特にニコール・キッドマンサム・エリオット
ニコール・キッドマンは本当に美人過ぎる!
メガネをかけたり着替えたりと好きな人にはたまらないのではないだろうか!
そしてサム・エリオット!
テンガロンハットにピースメーカーという、まさに本領発揮の姿!異世界なのに!
ウィンチェスターライフルでの狙撃も格好良すぎる!
主役と言っても言いすぎではないぐらいだ!
俺的にはちょっとだけ出ていたクリストファー・リーも見逃せない!
続編が作られるのか未だ謎だけれどこんな終わり方をしたのだから責任を取らないと駄目だ!
がんばれ!ライラの冒険