コープスブライド

『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』や『ジャイアントピーチ』が好きな俺としては
公開前からとても楽しみな映画でした!
先日みた『チャーリーとチョコレート工場』のようなイカす作品になってくれ!
そんな感じで感想です。 
一言で表すと「超俺好み!超お薦め!」でした。
二言じゃねぇかよ!というツッコミは無しの方向で。
まず導入部。
いつものティム・バートンお得意のクネクネした導入部分だったので
それが好きな俺はグッと心を掴まれてしまいました。
ミュージカル映画は得意じゃあないのですが
曲の入れ方がスムーズだからか、全然平気でした。
むしろ「最高!」って思うぐらい。
ダニーエルフマンは物凄い能力の持ち主だと再認識させられました。
さすがバットマンのメインテーマを作った男。
でも音楽はチョコレート工場のほうが良かったかも。
細かいことだがミュージカルシーン導入部で
ピアノを弾いていたガイコツがサングラスをして弾いていたのだが
あれはレイ・チャールズのオマージュだったのだろうか。
俺の勝手なこじ付けかもな。
で、ストーリー。
いかにも童話的な単純明快でオチの予想も出来てしまう話。
それが「ありきたり」ではなく「王道」なのだと見せ付けられました。
パンフレットでジョニー・デップも言っていたけれど
ビクターとエミリー、お互いが相手を気遣っての別れには
シザーハンズ』のラストのような印象を受けました。
タイトルにもなっているコープスブライドことエミリー。
俺的にはビクトリアよりもエミリーを応援してしまいました。
そういえばエミリーの手が取れてまたくっつけると言うシーンで
ナイトメアのサリーが腕を縫う所を思い出してしまったな。
ちょっとキャラかぶってるよなぁ。
で、意外だったのがビクトリア。
もっと何もしない人なのかと勝手に思っていました。
なので結構行動派だったのが好印象ですよ!
次にキャスト。
この映画、チョコレート工場と同時に撮っていたらしいですが
キャストかぶりすぎですな
デップさんをはじめ、ヘレナ・ボナム・カータークリストファー・リー
ウンパルンパのディープ・ロイまで出てやがる。
音楽は当然ダニー・エルフマンだしね。
まぁ安心して観られるから良いのだけれどね。
アメコミ好きとしてはビクターの本名である
『ビクター・ヴァン・ドート』というのがDr.ドゥームを思い出させてくれて困った。
死者の世界で王にならなくて本当に良かったよ