コーヒー&シガレッツ

コーヒー&シガレッツ【廉価2500円版】
アスミック (2007-03-02)
売り上げランキング: 1936
この映画、コーヒーとタバコをアクセントにした11篇の短編を集めたオムニバス映画なのですが
これが凄く良い!
ほんわか気分になれるようなタイトルのくせに
なんだか気まずい話しか無い。それが癖になる。
俺的には(劇場だと無理なのですが)登場人物のように
コーヒーとタバコを飲みながら観るのがお薦めです。
せめてコーヒーだけでも。
俺は紙巻がダメなので先日買った葉巻を吸いながら観ました。
でもこれじゃ『コーヒー&シガー』だよな。まあよし。
そんな感じで感想です。
まず映像。
監督が『デッドマン』を撮ったジム・ジャームッシュなのですが
その『デッドマン』と同じく全てがモノクロ。
モノクロの映像がコーヒーやタバコの煙、役者の表情を
陰影をより良く引き出していると思う。
次にキャスト。
スティーブ・ブシェミケイト・ブランシェットイギー・ポップビル・マーレイ
アメコミ好き的には『スパイダーマン2』のDr.オクトパス役のアルフレッド・モリーナも見逃せない。他にも書き起こすのが面倒なぐらいに有名俳優多数となんとも豪華。
まる『オーシャンズ』や『シンシティ』かってぐらいに豪華だ。
ストーリーというものがほとんど無いダラダラとした話なので
役者の演技力に全てがかかっているが、この役者陣なら安心だ。
その役者達が本人役で出ていると言うのもなんとも面白い!
その中で俺のお気に入りの話は
「Some where in CALIFORNIA」(カルフォルニアのどこかで)
「RENEE」(ルネ)
「No problem」(問題無し)
「Cousins」(いとこ同士)
「Cousins?」(いとこ同士?)
の5本。
特にルネがコーヒーを混ぜるときのスプーンの使い方は美しいです。
俺もくるくる回すかき混ぜ方はもうやめようっと。