ルパン

長かった。パンフレットで確認してみたら2時間12分。
思ったより長いわけじゃあないのだけれど
中だるみなのか後半から「この映画長いな」と思ってしまった。
ルパン役のロマン・デュリス(もう名前がお洒落すぎる)は
一般にイメージされる「ルパン像」に似ている顔立ちなんじゃあないのかな?
でもラスト付近でのインド人姿(?)もヤバいぐらい似合いすぎていて
なんとも不思議な男だなぁと思ってしまった。
このルパン、劇中では一般にイメージされるところの紳士的な姿よりも
なんだか微妙な全身タイツのような上下を着ていたり普通のジャケットに帽子の姿だったりと
「馬鹿!俺の見たいのはそんな姿じゃあ無い!!」
と言いたくなるくらい普段着シーンが多めでした。
おかげで後半にシルクハット&マント姿で登場した時は
「これだよこれ!こういうルパンが見たかったんだよ!」
歓喜の声を上げたくなってしまう感じでした。
でもその姿もそんなに長くは続かなかったけれどね。
映像はとても良かったと思う。
パーティーのシーンも地味に派手な感じで良かったし。
冒頭でのアヴァルの門&奇厳城のシーンで「おお!」と思わされたというのがデカいのかも。
ただラストはルパンが次々と変装して行く所で終わりでも良かったかも。
わざわざ史実に絡ませなくても、とは思ってしまった。
あと映画の中で俺が気に入ったシーンがあった。
ルパンが葉巻にまだ火がついているのを見て「今出て行ったばかりなのか」と確認するシーンがそれなのだけれど、葉巻好きな俺としてはニヤリとさせてくれてとても良かった。
葉巻は紙巻(つまり普通のタバコ)と違って、吸わないで置いておくと2〜3分で消えてしまう。
なので煙が出ているということは出て行ったばかりという事なので、すぐには戻っては来ないだろうと予測できる。
それなのにすぐに戻ってきてルパンはビビったというシーンでした。
それにしてもパンフで「奇厳城」「813」「魔女とルパン」が原作!と押し出していて
「女王の首飾り」については何も言わないのが気になるな。
カリオストロ伯爵夫人と女王の首飾りを読むべきだと思うのに。
関係ないけれど成長したルパンがクラリス(その時はまだ名前を告げていない)と
一緒に馬車でクラリスの家に行くシーン。
馬車でクラリスの家に行く時にカメラが引くと現れる門に付いているマークがシャネルじゃなかった?カルティエ協賛なのにシャネル?!と思ってビビってしまいました。
もしかしたら見間違えかも。ううむ。