ロスト・イン・ラ・マンチャ

テリー・ギリアム監督の新作!その名も『ロスト・イン・ラ・マンチャ』!
ドン・キホーテ役にジャン・ロシュフォール
タイムスリップしてしまった男がジョニー・デップ
うおお!見たい!
だが現実は小説より奇なり。
製作資金は集まらないし、撮影する場所も無い。
役者も集まらないし、悪天候に次ぐ悪天候
軍用機まで邪魔に入ってくる。これ以上の製作は不可能。
しかし監督はこの作品に執拗にこだわり続けている。
製作中止になった今でも。
ドン・キホーテを撮っているつもりなのだが、撮っているのがドン・キホーテだった。
しかし小説と違うのは、彼の見た風車は紛れも無い怪物だったのだ。
それは所々にちりばめられた本編(?)を見ればわかると思う。
個人的にはジョニー・デップのアイデアの「カット!」って奴がお気に入り。最高だ。
もし完成した際には何度でも観にいこうと思う。
しかしこのぐらいの悪条件、エド・ウッドなら
いつものように「・・・パーフェクト!」と気にもしなかったのだろうな。
出来上がった物の是非はともかくとしてだけどね。